坂田図書館歴史講座① 「地域の歴史を紐解く。」に参加してきました~

講師の今井正文さんは加納公民館職員でこれまでに数多くの遺跡を発掘調査されていて

とてもユニークで楽しいお話を聞かせていただきました~

そこで今回私が最も驚いたのが、スマイルピアザ坂田を建設しようとする中、

今からおよそ7,000年前~5,000年前の住居跡や炭焼きの遺跡が見つかったことでした!

[スマイルピアザ坂田の遺跡発掘現場(現:多目的室のあたり?]

歴史講座が行われていた多目的室の奥深くに縄文時代の遺跡が発掘されていたとは!?

さらに驚いたのは遺跡が見つかっても発掘作業後には何事もなかったように建物が建てられているということでした。

今井さん曰く、そうしなければ新しい建物が建てられないからねとのこと。

[炭焼き窯跡  現:坂田図書館辺り]

本日は、今井さんと図書館スタッフさんと20名くらいの参加者でスマイルピアザから出発し明星院、坂田の富士塚などを訪ねて参りました。

「明星の井戸」があり、この井戸が名前の由来の明星院☆

天女が明け方の雲の中に立ち、手から伸びた1本の糸を垂らしそれが井戸まで続いているのを村人が見たという伝説がある。井戸から明星が飛び出したといういい伝えもあるそうです。

室町時代のはじめに隆尊によって開かれ、五大山興願寺と称され倉田村を寺領としており、

1591年(天正19年)には徳川家康より朱印地10石を寄進されています。

本堂の裏には隆尊が修行中に挿し木したものであると寺では伝えられている高さ約31m、

推定樹齢600年の大きなカヤの樹があり、埼玉県指定の天然記念物になっています。

この井戸とカヤの木のある空間はとても神聖な感じがして圧巻でした!

階段を上ってお参りすることはできませんでしたが、

浅間社(小針領家)の富士塚も行ってきました。

そして医王院の前にも行ってきました~

(残念ながら時間が無くって外からみただけで近いうちに訪れたいと思います。)

医王院の創建年代等は不詳ながら、江戸期には既に坂田に創建しており、

明治10年に焼失して再建する際に当地へ移転したといいます。

そして、この医王院は、明治時代の小学校の仮校舎でした。桶川が誇る偉人辻村みちよ(緑茶から「カテキン」を発見した研究者)もここで教員をしていたそうです。

 

今井さんのお話を聞いていると時間と空間も縄文時代から鎌倉時代、

江戸から現在まで一足飛びで話がワープして、益々桶川の歴史や遺跡を訪ねたいなあと思いました。

 

皆様も晴れた日に是非、桶川散歩してみてください♪