安心して暮らせるように…来年は桶川祇園祭りが開催できるように願っていま~す。

みなさん、こんにちは!

今年も、

残すところ1か月を切ってしまいましたね。

 

今年は、

特別な一年で、

新型コロナウィルス感染症拡大防止のため

桶川市祇園祭りも中止でした。

来年は、開催できることを願って

桶川の歴史 第3弾として

 

桶川祇園祭りの歴史を調べてみました。

子どもみこし

 

今から 300 年前、

江戸時代の中ごろになると、

江戸に向かう大名の行列や武士たちばかりではなく、

伊勢神宮や善光寺など遠くの神社やお寺に

お参りする人たちも多くなってきました。

 

また、

江戸と京都や大阪の間を行き来する商人たちの姿も

よく見かけるようになりました。

商人の中には、

桶川の町に住みつき、

店を開く人もあらわれました。

町ができて 100 年ほどの間に、

桶川宿の家の数は3倍に増えて 200 軒を超え、

1000 人以上の人びとが暮らす町になりました。

 

平和な時代でも、

災害は人びとを苦しめます。

桶川宿でも大きな火事がおき、

夏に伝染病がはやったこともありました。

 

そこで、

桶川宿の人びとは、

安心して暮らせるようにと

中山道の真ん中に市神社(いちがみしゃ)を建て、

神様をまつるようになりました。

この市神社のおまつり「祇園祭」です。

 

豊かになった桶川宿では、

桶川祇園祭がますますさかんになりました。

天保9年(1838 年)6月に

市神社は建て直されました。

紅花や麦などの作物の商売で得た豊かさをもとにして、

お神輿山車を作り、

本街につたわる大きな「夫婦獅子(めおとじし)」

このころにできあがったようです。

 

市神社をまつってしばらくたったころ、

台風による大水害が関東地方をおそいました。

荒川や元荒川に近い桶川も大きな被害をうけ、

祇園祭りも開けなくなってしまったようです。

 

しかし、

昔の人々も様々な災害や困難に打ち勝ち

祇園祭りを開催してきました。

 

昭和45年(1970年)には桶川市が誕生し、

祇園祭り子供ばやしがさかんになったのはこのころです。

ひっかせ

☝現在の祇園祭りの写真です。

 

どの時代でもお祭りは、

みんなの力を合わせて立派なものとなります。

 

今年は桶川祇園祭りは中止でしたが、

近い将来……

来年こそは、

人びとが、

安心して暮らせるようにと

市神社を建て、

神様をまつるようになった

この市神社のおまつり

桶川祇園祭り

新型コロナウィルス感染症が終息して

開催できますように心より願っています。

 

ここまで、

読んで頂きありがとうございました。

少しでも

桶川祇園祭り

由来や人々の願いを理解頂けたらうれしいです。

 

☝の写真は、

市神社は、明治時代になると中山道から

稲荷神社に移されました。

{八雲神社」がそれです。