春の訪れ『啓蟄』
近ごろ暖かい日も増え、春の訪れが待ち遠しいですね。
啓蟄 とは、寒さが緩んで春の陽気になってきたことで、
土の中から虫たちが動き出す季節のことを指します。
「啓」はひらく、「蟄」は土の中で冬ごもりをしている虫のことです。
土の中で越冬していた蛹が地上に出てきたり、
冬の間は土の中でじっとしていたアリなどの虫たちも
土の表面を覆っていた雪も解け、
土自体に日があたるようになってくるため巣の中も暖かくなってきます。
そうして春を感じた虫や、冬眠していた生き物たちが
続々と動き出す季節のことを表しています。
二十四節気の中にある啓蟄ですが、
2021年の啓蟄は3月5日です。
また、3月5日から次の二十四節気の次の第4節、
春分の3月20日までの15日間くらいを指します。