今回の桶川元気人は昨年11月café〝Little New York〟をオープンした宮田綾香さんにお話しをお聞きしました☆
前回の桶川元気人、美容室Pussycatの内田さんから取材の終わりに「ご存知ですか?」と預かったのは、
スタイリッシュでお洒落なcaféのオープンチラシ。
驚いたのは、お店の場所が坂田コミュニティセンターから徒歩10分くらいのご近所だったことでした!
こんな近くにこんなに素敵なcaféがオープンしていたとは!?
そうして、内田さんから宮田さんをご紹介いただけることとなり、
宮田さんをcafé〝Little New York〟にお訪ねすることになりました。
木のぬくもりを感じる落ち着いた空間、シンプルな内装に、優しい自然を感じる壁紙。
そして、とっても美味しそうなケーキがショーケースに並んでいます。
宮田さんは、小学生の頃(大体30年くらい前)春日部から桶川の加納に引越してきたそうです~
当時の桶川の加納は大変な田舎で、周りは畑ばかり。そして小学生の敏感な耳には訛りをすごく感じたとのこと!!
とはいえ今ではしっかり馴染んで何が訛りだったのか?もう全く感じなくなったそうですが(^▽^)/
30年前の桶川の加納は今とは全く違った風景だったようですね😊
caféをオープンするにあたっていろいろと物件を探していた宮田さん、
「出来れば地元桶川でお店を開きたいなあ」と探していたところ
今の場所がようやく見つかったそうです。
以前は自転車店だった建物を「やれるところまで自分たちで造ってみよう!」と
何も無いところから建物を造り始め、家族や、友人の力を借りて、
日々奮闘した結果、すべて自分たちでお店造りを完成させたそうです!
関わった方すべての方が家造りの経験が無いにもかかわらず、
手造りの素敵なCaféが出来上がりました(^O^)
「コロナ禍の中、どうしてお店を開くことにしたのですか?」とお聞きすると、
当初は全く自分でcaféをオープンすることなど考えていなかったそうですが、
お父さんの体調が悪くなり入院することが何度かあったため、
この先「仕事を休んで周りに気を遣わずに仕事が出来ないか?」と考えた時、
宮田さんは「お父さんを雇って一緒に働けたらいいなあ」と考え、cafeをオープンさせたそうです✨
宮田さんは、幼い頃から料理やお菓子作りにとても興味を持っていたそうで、そのきっかけはお父さんだったそうです。
休みの日はいつもお父さんがごちそうを作ってくれ、ご家族は1年通して季節の行事を大切にする日々を送っていたそうです。
「今日はこういう日だからこの料理をみんなで食べよう。」「今日はみんなでススキを取りに行くぞ~」とか、
四季折々の節目を料理とともに感じるとても風流なご家庭で育ちました。
春のお花見弁当
宮田さんが子どもの頃、お菓子を作りたいといったら料理本や調理器具をお母さんが購入してくれて、
一緒にお菓子作りもされたそうです。
宮田さんはお父さん、お母さんが作ってくれた美味しいものを食べてすくすくと自由に育っていかれたのですね(⌒∇⌒)
チャプチェとキンパ
café〝Little New York〟には決まったメニューは存在しません。
毎日のメニューはどうやって決めているのでしょう?とお聞きしたところ、
「自分の心と身体に相談して今日はこれが作れるかな?自分も楽しんでメニューを決めていきたいですね。
楽しくないと続かないのです。」と宮田さん。
「これを作れ!」と言われたたら料理することが嫌になってしまいます😢
「いつもその時の自分の状況でメニューを決めています。」
自家製パンのサンドウィッチ
「毎日決められたメニューを作っていくよりもその日の状況でマイペースでやっていかないと行き詰ってしまいそうで。」
宮田さんは〝職人気質というよりはアーティスティックで創造的な感覚で料理を作られているのだなあ〟と思いました。
ガパオライス
「今まで宮田さんに大きな影響を与えた方がいますか?」とお聞きすると
「両親からの影響が大いにありますね。両親が自分がやりたいことをやる。好きなことをやればいい」と
宮田さんがどこに進むのか、全く分からない時も信じて見守ってくれていたそうです。
そして、旦那様も自分とは全く違うタイプの宮田さんをきっと大きな心で見守って下さっているのだと思います。
さらに三人の子どもたちも応援してくれているそうです!
素晴らしいご家族ですね!!
店名でもあるニューヨークには、語学留学で数カ月でしたが滞在したそうです。
様々な人種、刺激的な場所、人を見ているだけで楽しい町、多彩な食文化。
いろんなことがあって良いじゃないか?とニューヨークで感じた経験をcaféから発信したい!
という想いから名前を〝Little New York〟としたそうです💛
バスクチーズケーキ
桶川に移住されてから約30年、「今の桶川をどう思うか?」お聞きすると
「桶川はちょっと閉鎖的なところがあって、まだまだ地元以外の人には知られていないので、
市を挙げて市外の方も地元の方もみんなで行ける場所が増えるといいなと思います。」
「そして桶川はどこへ行くのにもとても便利で住みやすい町。高速道路や空港に行くのにも便利だし。
もっと住みやすさをアピールして、そして何よりも子育て支援!!
子どもが遊べる児童館のような場所をもっと充実できると良いですよね。
若い家族にとって魅力的と感じる支援を増やして、子育て世代が移住して増えると嬉しいです(^^)v
そしてcaféの仕事を始める前は、子どもたちに英語を教えてる仕事をしてた宮田さんは
「桶川市の外国人と交流出来るイベントなど考えていきたいですね。外国のお客様が来てくれるといいですね。」
と桶川への愛を感じる考えをいろいろと熱く伝えて下さいました。
宮田さんのモットーは「世間体よりも自分の好きなことをやることが結局は自分の幸せ」
「人からどう思われ様が反対されたとしても自分の人生なので自分が決めていきたいですね。」
「自分でリサーチした上でなんとかなる!まで思えたら前進。なんとかなるで、何ごともどうにかなる。」
宮田さんに10年後、どうなっていたいですか?とお聞きしたところ、
「大学在学中に結婚して、子育てを一生懸命していました。
10年前は英語を教える仕事をしていました。
10年前にまさか自分がcaféをオープンしているなんて思ってもいませんでした!
そう考えると10年後は全く予測がつかないです。」とまさに正直な意見が返って来ました。
そして、お父さんは今はまだ仕事が出来る体調ではないそうですが、
ここで一緒に仕事をすることがモチベーションになっていて回復を目指されているそうです。
お父さんの「このcaféに戻って働きたい‼」という想いが、きっと体調に良い影響があることと思います😊
まだここで働くことが出来なくても「ここでご飯を食べたり、お茶を飲みに来たり、
インスタを見たりするだけでも楽しい」と言ってくれることはお父さんにとって
〝Little New York〟宮田さんの存在はきっと大きな支えとなっていると思いました🌟
最後に、宮田さんから近い将来の希望をお聞きしました。
「今はまだ実践は出来ませんが、子ども食堂にとても興味があります。
(※こども食堂とは、無料または安価で栄養のある食事がとれる場所)
人のために何か出来るといいなあと感じている人が大勢いますので、
元気な高齢者の方の手を借りて、子どもたちに食事を提供できるよう整えていけるといいなあと思います。」
おそうざい弁当
「家族揃ってご飯を食べることが難しい子どもたちに対し、共食の機会などを提供できるとよいですね。
桶川で年を取った場合、何をするのだろう。桶川で何をするべきだろうと考えますね。」と話して下さいました。
お話しを聞いているとますます宮田さんの桶川愛を強く感じました。
とっても美味しいお料理、お弁当を提供される宮田さんのご飯を
是非、たくさんの子供たちに食べてもらいたいたいなと思いました(^^♪
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これからの季節、かき氷がすっごく美味しそうですよ~