おけがわコミュニティカレッジ 特別講座 ウクライナ避難民の今

2022年2月に勃発したウクライナ危機。

まさかこんなにも長くロシアとの戦争が続くことは誰も想像していなかったことでしょう。

つい先日のプリゴジン氏の死亡に関して、

イギリスのBBC放送ではプーチン政権が公式に手を下せない残虐行為など汚れ役を担ってきたワグネル、

そのワグネルを立ち上げたプリゴジン氏をはじめ幹部を暗殺したのでは?と

ワグネルに詳しいジャーナリストの話として、プリゴジン氏から別の人物への移行を秘密裏に進めるために

プリゴジン氏の死に反乱から2か月を要したのではないかと報じていました。

それが真実かどうかは、確実ではないとしても、恐るべしプーチン大統領、、

 

今回、2002年から2005年にウクライナの首都キーウ市に滞在され

さらに1991年12月26日のソ連崩壊の瞬間を赤の広場にいた天江英美さんをお迎えし、

侵攻から590日。ウクライナ避難民の方のをお伝え頂きます。

 

天江秀美さんのご主人、天江喜七郎氏は、日本の外交官。外務省、中近東アフリカ局長、在ウクライナ特命全権大使

外務省参与、国立京都国際会館館長等を歴任され、秀美さんはご主人と共に各国を歴訪されています。

 

天江喜七郎氏は、「私が親しんできたロシアの人々を思い出しつつ、どんなに考えても、

やはりこの戦争がロシアの民意を反映しているとは思えないのです」とお話しされています。
ロシア語を学び、モスクワ大に留学し、旧ソ連日本大使館公使としてソ連崩壊を現地で目の当たりにし、
外交官時代に、ロシアに関わった期間は18年の天江喜七郎氏。
ロシアのことも良く知っている上で、ウクライナに3年間、ウクライナ大使の職にあった天江さんにとって
この戦争は大きな心の痛手となっていることでしょう。
ご主人と共にロシア、ウクライナに滞在された秀美さんもきっと同じ想いのことと思います。
日々、インターネットやテレビで伝えられるウクライナのニュースですが、
実際に身近にウクライナの方々の声をお聞きになっている
天江秀美さんのお話しはリアルな今を教えていただけることでしょう。
私は映画「ひまわり」が大好きですが、
映画の中で大変美しく心に残ったシーン=地平線まで広がるひまわりとこの地に眠る無数の兵士や市民たちの墓標。
その撮影が行われた場所こそ、現在のウクライナだったこと。
そしてウクライナの国花がひまわりということを知り、
いつまで経っても変わらない戦争の悲劇が繰り返されていることを悲しく思いました。
是非、お時間が可能でございましたらご参加願います。