ポターと桃子のピーターラビット誕生秘話🐰
ポターとは、世界で一番有名なウサギ、ピーターラビットの作者のビアトリクス・ポター。
桃子は日本で初めてピーターラビットのお話しを翻訳された石井桃子さんのことです~
1893年、ビアトリクス・ポターは仲の良かったアニー・ムーアの息子ノエルが病気になったと聞き、
ノエルに4 匹のうさぎのおはなしを絵手紙にして送りました。
※後に絵手紙が描かれた9月4日がピーターラビットの誕生日となります(^▽^)/
その後アニーに勧められ、この絵手紙を絵本にしたいと考えたビアトリクスは、
自ら出版社に売り込みに行くのですが断られるばかりで、
1901 年ポター自らが初刷250部を自費出版しました。
すると本は瞬く間に評判となって、編集者の目にとまり、
1902年フレデリック・ウォーン社から絵本『ピーターラビットのおはなし』として刊行されたのでした(^O^)
昨年2022年にはシリーズ第1作『ピーターラビットのおはなし』は、出版120周年を迎えました!
一方、日本を代表する児童文学者で、さいたま市浦和区出身の石井桃子さんは
2008年4月2日に逝去されました。享年101歳。
石井さんは、戦前から海外の児童文学作品を原作に忠実な翻訳で紹介し続け、
その普及につとめたことは、たくさんの子供たちに大きな影響を与えたことでしょう。
その膨大な作品に「ピーターラビットのおはなし」「クマのプーさん」「ちいさなうさこちゃん」など
今でも人気のキャラクターであり、誰もが良く知る作品が数多くあります。
石井さんが生涯を通じて深い愛着を抱いたイギリスの絵本作家ビアトリクス・ポター。
石井さんは、ピーターラビットの翻訳をするにあたって、
現地を見てみないことには翻訳にとりかかれないという思いから、
ピーターラビットと作者ポターの故郷、英国湖水地方のニア・ソーリー村を訪ね、
しっかりとその風景を心に刻みつけてからとりかかったそうです。
長い年月、愛され続けるピーターラビットと作者ビアトリクス・ポター。
そして、日本で最初にピーターラビットの翻訳をされた石井桃子さんのことを
是非、もっと知り、ピーターラビットと改めて再会していただけると嬉しいです。
きっと心豊かな気持ちになることでしょう🎶