【侵攻から590日。ウクライナ避難民の今】特別講座を開催しました!

10月7日(土)坂田コミュニティセンターにおいて、

おけがわコミュニティカレッジ特別講座【侵攻から590日。ウクライナ避難民の今】

開催しました。

講師は、元駐ウクライナ特命全権大使夫人ウクライナハウスジャパン事務局長を

務める天江英美氏です。

2022年2月24日のウクライナ紛争激化から1年半が経過したなか、

依然としてウクライナでは数百万人の人々が国内外へ避難を強いられています。

日本にも2023年10月4日現在、2581名のウクライナ避難民が暮らしています。

埼玉県では79名のウクライナ人が長引く避難生活を送られています。

なかでも、18~60歳までの男性の出国は認められないので避難民は

女性と子どもと高齢者のみです。

鴻巣市と周辺を放送エリアにしている、コミュニティFM『フラワーラジオ』さんで

「ウクライナ避難民の方はいらっしゃいませんか? ぜひ、ラジオ局までご連絡ください!」と

呼びかけたそうです。

そして、あるウクライナ人女性は、現地の人たちを支援しようと厳冬のウクライナに

『使い捨てカイロ』を母国へ送るために、チャリティーイベントを開き、実現しました。

日本語の習得に苦労しながら、語学専門学校へ通い、新しい環境下で地域とのコミュニケーションを

とりながら頑張るウクライナ人と日本政府はウクライナ支援の一環として、特例をもって

ウクライナ避難民を直接支援をされているウクライナハウスジャパンの

天江英美氏は熱意をもって語られました。

ウクライナ人の将来を担う学生の教育、和平後の避難民の帰還、ウクライナの再建を通して、

日本とウクライナの長期的な友好関係を構築に努めていらっしゃいます。

最後に、

『ウクライナのために、私たちができることは? 支援方法は何でしょうか?』と

参加者から質問がありました。

天江英美氏は『ウクライナへの支援は物資や多目的に使えるお金の寄付がありますが、

何よりも、その方々がため込んだストレスを抱え込まないことや、孤立をしないように、

同世代の日本人との交流活動が特に大事です。

そういう、コミュニティを形成していくお手伝いができればいいと思います。』と

貴重なご意見をいただきました。

そしてもう一度、そもそも「ロシアはなぜ、ウクライナに侵攻したのか?」

ロシアとウクライナの関係や思惑について、改めて考えたいと思いました。