本日、“坂田地域の歴史を学ぶ”が開催されました(^▽^)/

おけがわコミュニティカレッジ坂田地域の歴史を学ぶ」が、本日開催されました~

講師の林かおるさんは桶川市の文化財課兼歴史民俗資料館にお勤めされており、

日頃から桶川の歴史に深く触れる日々を送り、

今回、とても分かりやすく現在の桶川市から始まり江戸時代の桶川についてお話をしていただきました。

江戸時代 中山道の6番目の宿場町として栄えた桶川。

当時の桶川を描いた浮世絵には石臼に箸を差して穂から麦を引き離す作業をする農婦、

さらに煙草の葉を干す農家では囲炉裏から煙管に火を点けようとしている農夫が描き入れられています。

 

現在、江戸時代に重要人物が宿泊した本陣が桶川には一部残されておりますが、埼玉県で唯一残っているとのことで、

埼玉県重要文化財に指定されているそうです。

そして、もうすぐやって来る桶川夏の風物詩、桶川祇園祭の発祥について

中山道の真ん中に「市神社いちかみしゃ」を建て、桶川の人々が病気をしないで元気に暮らせるよう、

市神社の神様にお願いしたのが始まりで今から280年前の江戸時代のことだったというのですから、

本当に長い歴史のあるお祭りなのだなあと思いました。

江戸時代の終わりともに、市神社は稲荷神社の中に引っ越ししたそうですが、

稲荷神社の中には24人の紅花商人の名前が刻まれた石灯篭もあるそうです。

紅花は坂田でも作られていて、京都の大きな問屋で坂田の紅花が取引されていたという記録があるそうです。

そして、坂田の民族行事に齋藤山本学院の節分祭が有ります。

 

修験道という昔からある日本古来の山岳信仰に仏教、神道、道教などが習合して生まれた、日本独自の宗教がありますが、

そのお寺が坂田にあるそうです。特に節分のお祭りが古来からの問答(旅の行者と受入れ側との問答)から始まり、

山伏と人々のふれあいの場となり、福豆まきが行わるという、普段は目にすることがない世界に触れられるのは凄いし

そのようなお寺が桶川の坂田にあることに驚きました✨

本日、林さんがお話されたことは私には初めてのことばかりで、歴史は身近にある!!

という林さんの教えが全くその通りだなあと深く感動いたしました。

林さんがいらっしゃる桶川歴史民俗資料館は令和6年4月にリニューアルオープンしました。

桶川の歴史を詳しく知りたい方は、是非、歴史民俗資料館をお訪ねください。

道の駅のお隣なので、道の駅と一緒に桶川を満喫するのもお薦めです~