今年の冬至はいつ❓ 柚子湯にカボチャ❓❓

今年も残すところあとわずかとなってしまいましたね

夕方になると、あっという間に日が暮れて暗くなり、

ずいぶん日が短くなった事を実感します。

日が短くなると「今年の冬至はいつ?」ってなりませんか❓

冬至は二十四節気の一つで、日付は固定ではなく、天文学的に

決まるので変動します。

今年は12月21日月曜日です。

北半球では、太陽の南中高度が最も低く、一年の間で

昼が最も短くて、夜が最も長くなる日です。

冬至は別名【一陽来復(いちようらいふく)の日】と言われ、

中国や日本では、冬至は太陽の力が一番弱まった日で、

この日を境に再び力が甦ってくるという意味合いを含んだ言葉をだそうです。

昔は「死に一番近い日」と言われていて、その「厄(やく)」

払うために体を温め、無病息災を祈っていたそうです。

その慣わしが現在も続いていて、日本では冬至の日には、

ゆず湯に入り、かぼちゃ冬至粥(小豆粥)などを食べる

習慣になっているようです。

では、ゆず湯に入ったり、かぼちゃを食べるなどの風習には、どんな

由来、意味が込められているのでしょう

ゆず湯に入る習慣は、江戸時代の銭湯から始まったようです。

もともとは【冬至=湯治、ゆず=融通】の語呂合わせから

”湯治で融通がよい”という意味を込め、ゆず風呂の習慣が

定着したという説があります。

ゆずの果皮には、風邪予防や保湿によいとされるビタミンC

血行の改善を促すといわれるヘスペリジン(フラボノイド)

などが多く含まれます。

              【  ゆず湯の効果】

① 果皮の油分が肌をカバーし、水分蒸発を防いで保湿効果が持続

② 果皮に含まれるリモネンが血行促進して、体を温める

③ 芳香成分が蒸気と一緒に吸い込まれ、気持ちをスッキリさせる

④ 果皮に含まれるビタミンCによる美肌効果

また、寿命が長く、病気にも強いゆずの木にならって、ゆず風呂に入って

無病息災を祈る風習になったといわれています。

冬至の食べ物といえばかぼちゃですが、なぜ冬至にかぼちゃを食べるように

なってのでしょうか?

「冬至にかぼちゃ」は江戸時代ではなく、明治以降に生まれた習慣と

考えられているようです。

かぼちゃには、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、鉄分、カリウムなどが

バランスよく含まれ、風邪などに抵抗するための栄養素を沢山含んでいます。

かぼちゃの原産地は中南米で夏野菜ですが、保存力が優れていて、

冷蔵庫がない時代でも、夏に収穫して冬まで保存することが可能でした。

新鮮な野菜が少なくなる時期に、寒い冬を乗り切るためにも、冬至という

節目の日にかぼちゃを食べて、栄養を付けようという先人の知恵のようです。

 

 

              【 美味しいかぼちゃの選び方】

① 白い粉が表面を薄く覆っている

② へたが乾いていて、周囲が凹んでいるもの

③ 皮の緑色が濃く、ずっしりと重いもの

④ 切った状態のものは、果肉の色が濃くふっくらとした種が詰まっているもの

また、昔から小豆の赤は邪気を払うといわれているので、冬至粥(小豆粥)

を食べて邪気を払い、運気を呼び込むという意味があるそうです。

その他に、冬至の七種(ななくさ)を知っていますか?

             【冬至の七種】

    南京(なんきん)=かぼちゃ

    蓮根(れんこん)

    人参(にんじん)

    銀杏(ぎんなん)

    金柑(きんかん)

    饂飩(うんどん)=(うどん)

    寒天(かんてん)

以上の七つが、一般的に冬至の七種だそうです。(諸説あるようですが)

 

昔から、冬至の日に【ん】が二回つくものを食べると

【運】が呼び込めるという言い伝えがあり、とても縁起がいいとされているようです。

一年で最も日が短い冬至を境に、これからは日が長くなるにつれて

【運】が上昇していくという考えから【ん=運】のつく食べ物を食べて、

運気をアップさせようという願いからきているようです。

冬至を過ぎれば、少しずつ日は長くなって行きますが、

寒さはこれからが本番です。

新型コロナウィルスやインフルエンザに負けないように、

温かいゆず湯に入り、栄養のあるものを食べて、

寒い冬を乗り切りましょう